小論文が書けない理由は、大きく3つに絞られます。①何を書くかが決まっていない ②課題文の読解が甘い ③どう書けばいいか分からない 逆に、この3つを解消することができれば、確実に小論文は書けるようになります。 ※「小論文が書けること」と「合格できる小論文」は、別です。やはり質が求められます。
●この記事の目的
自分が小論文を書けない原因を知り、その原因を取り除こう!まずは、マス目を埋められるようになろう。
原因① 何を書くかが決まっていない
原因①はこんな特徴を持っている人に当てはまります
- 方向性があまり決まっていないのに、とりあえず書き始める人
- すぐに書き始めてしまう
- 自分の中に、課題に関する知識が無い
「いまいちまとまっていないけどとりあえず書き始めよう!」と思っていませんか?内容がまとまっていない状況で書き始めても終着点が迷子になったり、文字数が足りなくなったりするだけです。必ず構成や終着点を決めてから、書き始めるようにしましょう。
解説策は、ブレインストーミング
まず、終着点や方向性を決めるためにアイデアを出しましょう。ここでおすすめな方法がブレインストーミングです!良いアイデアはアイデアの量が前提条件になります。また、練習段階においてはテーマにおける周辺情報を検索することで、アイデアを広げていくことも有効でしょう。検索しないでも自分の考えが出るようになってくると、本番に対して安心感が出てきます。
原因② 課題文の読解が甘い
原因②は、こんな特徴を持っている人が当てはまります。
- どんなアイデアを出せばいいか、分からない
- アイデアを出そうにも、1つも浮かばない
- 書いても、そもそもの主張にダメだしされる
原因①とも繋がりますが、基本的に、「何を書けばいいか」は、課題文にかいてあります。テーマ型であれ、文章型であれ、データ型であれ、『課題文に明確に答えること』これは小論文の最低条件といえます。
解決策は、読解力+情報収集
まず、練習段階では、時間をかけて課題を読み込む練習をしておくことです。「なぜ?」「どのように?」「どんな?」など、その方向性をしっかり捉え、まず、どんなことを答えなければいけないかを明確にすること。これが近道です。
専門知識も大切
また、専門知識を読んで、知識を入れておくことも解決策といえます。さすがにアイデアが1つも浮かばないのは、触れたことのないテーマだからと言えます。自分の学部の知識や、時事を押さえ、最低限、頭に入れておきましょう。ここで注意すべき点は、「知識量が合否を決めるわけではない」という点です。みなさん、「勉強しても、将来、役に立たない」と頭では分かっていても、小論文になると、なぜか、知識を頭に入れ、勉強しようとします。知識は入学後身に付けるものです。詳しくなる必要はありません。
原因③ どう書けばいいかが分からない
原因③は、こんな特徴を持っている人が当てはまります。
- 構成についてわかっていない
- 作文と、同じやり方で小論文を書いている
- どんな書き方があるのかを知らない
- 書く前の準備の方法が分かっていない
いくらアイデアがよく、専門知識が入っていてもぐだぐだな文章では、読む方に伝えたいことが伝わりません。加えて、あまりにも「ありきたりな書き方」、例えば、例を2つ述べて終わりなどは、大学によって合格することが難しくなります。
解説策は、フォーマットのインプット
まず、小論文の書き方(フォーマット)をマスターしましょう。小論文には正解がないと思われがちですが、書き方や構成に関しては正解があります。理科の実験が毎回、課題→仮説→実験→結果→考察でまとめられるのと同じです。
まずは、自分の主張をまとめよう
自分の主張を簡潔にまとめることができている状態にしてから文章を実際に書き始めましょう。当然、文章を書くことにも準備が必要です。その方法は様々で、自分の準備方法があると思います。様々な課題にチャレンジしながら、自分にあった準備方法を見つけることも必要な対策といえるでしょう。加えて、準備に適切な時間も見つけておくと、本番落ち着いて試験に臨むことができるといえます。