私立大学で盛んだった総合型選抜が、国公立大学でもかなりメジャーな試験方法に成りつつあります。上手く活用すれば、一般入試では難しい大学に入れるチャンスも!?
ですが、国公立大学の総合型選抜には、あまり情報がないのも事実・・・。そこで今回は、試験の日程から対策を始める時期まで、この記事をよめば「よし!今日から対策を始めよう!」となれるように、しっかりと解説していきます。
国公立大学の総合型選抜、試験日程は?
総合型選抜の日程としては、8~10月に出願、10~11月に試験、11~12月に合否発表というケースが多いです。一般入試と比べて、大体3ヶ月ほど前倒しで全てが進んでいきます。試験時期は大体同じですが、内容は大きく異なります。何度か早期入試を行う大学や、一次選考にも小論文などを課してくる大学など、さまざまなケースがあるので志望大学の試験体系については高校二年生の夏ごろには把握しておきましょう。大学のHPや先輩の声を参考にすると、すぐに分かります。
ここで頭にいれたいのは、総合型選抜は、一般入試の前期試験に比べて、半年ほど早いということです(学校によってばらつきはあります)。書類出願は夏休み明けに提出が多く、その後、年内には合否が決まるのが多数派です。早めに準備を始めないと、どちらも中途半端ということに成りかねません。
両立は可能?
気になるのが、「落ちたらどうしたらいいんだ」ということですよね。これは落ちないために上手くスケジュールを組む、つまり両立するという対策方法しかありません。一般入試との両立・私立大学との両立・併願の3つの「落ちたときの安全策」について話していきます。
一般入試との両立
一般入試と国立大学の総合型選抜の両立を目指す人は、とても多いのではないでしょうか?
ポイントは早い時期から両方の対策を始めるということです。
当たり前だろうと感じる人も多いかもしれませんが、これが一番基本で効果的な対策になります。
具体的には、総合型選抜は少なくとも高二の12月には始めたほうがいいでしょう。一般選抜はスタート時のレベルにもよりますが、高三の夏は総合型に注力したいため基礎は夏前に終わらせるのが良いです。
併願(他大学)との両立
併願のコツは、志望理由書をあまり変えすぎずに再利用するということです。「え?そんなことをしていいの?」と思う方もいるかもしれませんが、大丈夫です!
志望理由書は「今の自分」「大学での自分」「大学卒業後の自分」の3本立てで書くことが多いです。そのため、「大学での自分」以外はあまり変えなくてもよく、志望校に合わせて「大学での自分」を書けば良いことになります。特に同じ系統の学部を志望する場合は、その傾向が強くなります。
志望校の特性や独自のプログラムの部分について言及するところでは文章を変更し、それ以外はうまく再利用してみましょう。
総合型選抜の対策を始める理想の時期は?
総合型選抜は、最初の書類選考が基本的に高三の夏になります。そのため、一般選抜より約半年試験が早いということになり、その分対策を始める時期も早くするのがおすすめです。具体的には、高三の12月ごろから始めていくのがおすすめです。