小論文の対策、もちろん重要なのは、「添削」です。書いて終わりでは、合格できませんよね。ですが、添削にもクオリティがあります。たくさんの量をこなしても、間違った努力では意味がありません。今回は一筋縄ではいかない添削を特集します。
こんな添削には要注意!
添削すれば、OK!と勘違いしていませんか?みなさん一度は「こんなに赤ペン入れてくれているけど、意味あるのか?」と思ったことはありませんか?実は、先生たちも総合型選抜をよく分かっていないのです。
考えてみると当たり前なのですが、「最近主流になってきた入試」「先生たちも忙しい」「そもそも文章の書き方・教え方は日本で習わない」などの原因があります。
その証拠に、やたらと「一般入試を勧められる」という経験がありませんか?そこで、添削されるときに気を付けた方がいいポイントをお伝えします。
①表現・言葉遣いのみの添削には注意
表現・言葉遣いや誤字脱字のみの添削は体裁を整えただけで、根本的にいい小論文に近づくわけではありません。そのため、見てもらうべきなのは内容やそもそもの構成です。自分の言いたいことや伝えたいことが明確に読み手に伝わるかどうかをチェックしてもらうようにしましょう。
②まずは書いてきたら?
このセリフが出てきたら要注意です。特に、「そもそも書き方が分かってないのになあ」と思う人は、その先生に添削してもらうには早いです。もちろん先生たちも忙しいので教える時間は取れないかもしれません。ですが、まずは「書き方」が分かっていない状態では、間違った努力になりかねません。
添削してもらう方法
以上を注意しながら、トレーニングを行っていきましょう。その時の方法で代表的なものは以下の3つです。参考書・Youtubeなどの一方的な方法では「添削」は難しいので省いています。
①学校の先生・塾の先生のメリット・デメリット
メリット
メリットは身近にいるため、短い時間で頼むことができるということです。毎日のように会う先生に頼むと、添削が返ってこないなどの不安感は減ることがメリットとして挙げられます。
デメリット
学校や一般的な塾で勤務している先生たちは、一般選抜のプロではあっても総合型選抜のプロではないということです。また、総合型選抜に否定的な先生方の存在もまだまだ見受けられます。また、学校内に添削ができる先生が数人しかいない場合は、添削の回数も限られます。
②添削サービスのメリット・デメリット
メリット
メリットは、小論文のプロが行っていることです。また、合格実績などが提示されている場合には信頼性もあることがわかります。
デメリット
デメリットは、本当に信頼できる添削サービスかを判断するのが難しいという点です。ネット上には多くの添削サービスが存在しています。中には、上記のような注意すべき添削を行っているサービスもたくさんありますので、選択には要注意です。
③専門塾・季節講習のメリット・デメリット
メリット
これも小論文の、そして総合型選抜のプロが行っているというのがポイントになります。また、季節講習などにおいては、短期間でできるというのが大きなメリットです!
デメリット
一番の壁はその値段の高さだと言えます。季節講習ですら、10万円以上することもありますので、一般入試との両立が前提にある場合は、かなり注意を払わなければいけません。
ハイクオリティな添削を受けるなら?
ただただ、添削の回数をこなすことが対策になるとは言えません。やはり、間違った努力にならないよな質も大切ですし、一般入試との両立や予算の兼ね合いも大切です。無駄な対策にならないように、時間やお金を適切に使いましょう!