総合型(ao)入試は一般入試に比べて学校で触れられる機会が少ないことが多いのではないでしょうか?
そうすると問題なのが、どのタイミングで対策を始めればいいのか教えてくれる人がいないことです。そのため、試験1ヶ月前から準備を始める、ということが起きてしまいます。いつから、どのように対策を始めるのか、一緒に確認していきましょう。
総合型選抜は一般より力をかけないは嘘!
学校で「総合型選抜は受かったらラッキーで一般選抜がメイン」という話をされたことがあるかもしれません。
しかしそれは間違いです!
総合型入試には様々な実績や能力を持った人たちがたくさんいて、中には一般受験を考えずに総合型に注力している人もいます。また、大学側も簡単に突破できる入試として総合型選抜を用意しているわけではありません。
このような状況の中で勝ち抜くにはしっかりとした対策が必要なのです。
総合型選抜は時期が一般入試より早い
総合型の試験日程
総合型選抜の日程としては、8~10月に出願、10~11月に試験、11~12月に合否発表というケースが多いです。しかし、何度か早期入試を行う大学や一次選考にも小論文などを課してくる大学などさまざまなケースがあるので志望大学の試験体系については高校二年生の夏ごろには把握しておきましょう。
ここで頭にいれたいのは、総合型入試は一般選抜に比べて半年ほど試験日が早いということです(学校によってばらつきはあります)。書類出願は夏休み明けすぐくらいが多く、その後年内には合否が決まるのが多数派です。
つまり、春から受験勉強をする際、一般入試だと、一年弱受験勉強ができますが、総合型選抜の場合、短ければ四カ月ほどしか準備ができないことになります。
できれば半年以上前には準備を始めよう
それでは、いつからどのような総合型選抜の対策をするのか具体的に考えて行きましょう。
結果から言うと半年以上前から対策を行っていくのが望ましいです。
◯半年以上前~
小論文の書き方の基礎を身につける
・出題意図から、主張をつくるトレーニング
・論理構成のパターンを掴む
・学部に対応する知識をつけるためのインプット(webサイト・アプリ・新聞など)
◯五カ月前~
志望理由書などのアイデアを固めていく
・自分の将来の夢について
・大学での学習計画について
・今までの自分についての振り返り
◯三ヵ月前~
固めたアイデアを文章にしていく
・志望校のアドミッション・ポリシー分析
→志望理由書のアイデアをもとに、各校が求める生徒像に合わせて志望理由書を調整しましょう。
・主張に一貫性はあるのかを確認しましょう。
◯直前期
実際の時間や過去問などで小論文を書く練習、面接対策
・アイデアのクリエイティビティ向上
・「正しい主張」ではなく、「自分の見方」で書くトレーニング
・課題に合わせて、最適な論理構成を考えるトレーニング
上記のようにしていく場合、高二の冬には対策を本格的に始めた方がよいということになります。
総合型選抜の対策は高二冬前から
総合型選抜は出願や試験が一般入試に比べて前倒しとなるので高二冬から対策を始めていくのが望ましいです!すでに、高3の人は今から、急ピッチで準備を始めましょう!