小論文は、『作文との違い』を意識すると、書けるようになる!

「作文と小論文のちがいって?」というのは、よく聞かれる質問です。実は、この質問、大切なポイントを含んでいます。それは、その違いに、小論文の採点基準が隠れている、ということです。
一般的な、文体や、主観的/客観的とは、また違った目線で、述べていきます。

この記事では、作文と小論文のちがいを、徹底解説し、そこから見えてくる採点基準をもとに、対策方法についてお話していきたいと思います。

作文と小論文の違いは?

一般的には、作文とは、「自分の感想を述べる文章」で、個人の感想や感情を述べるものだとされています。一方、小論文は、「論理的で、データに基づいて述べる文章」だと説明されることが多いです。
ですが、これは、本質的なちがいではありません。分かるようで、分からないですよね。ポイントは、『段落構成』にあります。具体的に、それぞれを例にして、説明していきます。

作文の場合

みなさんは、作文では、どのように、段落を変えていますか?場面が変わったとき?時間が経ったとき?なんとなく?段落の変え方に明確な正解はありませんね。「どうしてここで段落を、変えなくては/変えては、いけないのか?」と聞かれて、「長すぎるから/短すぎるから」以外の理由をあまり聞いたことがないと思います。

小論文の場合

小論文では、段落構成を効果的に行うことが、1つの採点基準なのです。大体の計算式ですが、(文字数)÷200が目安です。(+1した方がよい場合もあります。)
では、なぜなのか。みなさんに身近で、論文に近い、「理科のレポート」をイメージすると分かりやすいです。仮説→実証(実験/観察など)→結果→考察、この流れで必ず書きますよね?これが1つの論理的な文章の型です。どれかが抜けては、論文として、成立しません。
逆にいえば、600字なら、3つの段落が作れる=3つの展開がないことには、小論文とは言えないのです。
結論をいうと、作文は「ダラダラ書いていても、その表現が重視される」、小論文は、「役割の明確な段落を組み合わせ方が評価される」というちがいです。

結局、小論文は、どう書く?

差を生むのは、『流れ』

「役割の明確な段落」とは、以下のような例が挙げられます。
・自分の主張→理由①→理由②→理由③
・自分の主張→理由①→予想される反対意見→理由②
・原因→プロセス→結果

これらは、あくまでも、一例です。このような、段落全体の流れを意識しなければ、小論文とは言えません。もちろん、各段落が似たような内容になっていては、採点者も繰り返し同じ文章を読まされるだけ、困ってしまいますね。

トレーニングのポイント

以上を踏まえて、みなさんができること、それは、要約文を作ることです。例えば、自分の主張→理由①→理由②→理由③ の場合、要約すると、
『私が~~~と考えるのは、理由①、理由②、理由③だからである』と要約できますよね。これだけを、色んなパターンで、1つの小論文のテーマから、とにかくたくさん作ります。これを繰り返します。要約文ができないのに、文字数を埋めることは不可能ですよね?
まずは、このトレーニングから、始めてみましょう。

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