AO入試で学力が必要なのは「評定」と「学力検査」のみ

総合型選抜・学校推薦での受験を考える時に、気になるのは「学力」だと思います。特に、一般入試では入学が難しい大学を志望する場合は、なおさら・・・ ですが、基本的には、「評定」と「学力検査」のみが、総合型選抜・学校推薦で学力の関係する試験科目って知ってましたか?詳しく解説していきます。

【こんな人にオススメ!】
・総合型選抜・学校推薦での受験を検討している
・イマイチどんな試験なのか分からない
・志望校のレベルを上げるか悩んでいる。

学力が必要な総合型選抜・学校推薦

入学後の生活もあるため、あまりにも学力が無いと、そもそもの出願までたどり着けなかったり、せっかくの合格が取り消しなんてこともあります。計画を立てる前に、条件を確認しておくことが重要です。
条件を確認するときは、①募集要項から探す(前年度の分も参考になります) ②先生に聞く ③合格した先輩に聞く といった方法がオススメです。

評定はどんな風に課される?

各学校によって、4.0以上などの条件が課されています。基本的には、出願ギリギリの3年生の1~2学期分までを提出することが多いです。裏を返せば、3年生まで逆転のチャンスが残っているということです。

気になるのは、「評定で合否が決まるの?」という点ではないでしょうか?基本的に、評定で合否が決まることはありません。入場チケットのようなイメージに近いと思います。ですが、全ての科目で点数が並んだ場合など、最終的な判断材料になる可能性もありますので、気を抜かずに勉強しておくことをオススメします。

学力検査はどんな風に課される?

学力検査は、主に3つのパターンがあります。①一番一般的な小論文などを課す ②共通テストでの足きり ③外部試験の利用の3つです。①と③など、大学/学部/試験方法によって、2つ必要なパターンもあります。

小論文を課す

2次試験等で、小論文などの試験を「学力検査」と呼んでいるパターンです。この場合、募集要項等、大学のHPを見れば一目瞭然です。しっかりチェックしておきましょう。

共通テストでの足きり

ある程度、試験が進み、合否が出た後、「共通テスト」も合否の考慮に入れているパターンです。あまりにも点数が低くなければ、普通は落とされることはありません。ですが、油断は禁物なので、6.5~8割くらいを目標に勉強しておくことが重要です。

外部試験の利用 

英検やTOEICなど、英語系の試験での級・点数が出願条件になっているパターンもあります。こちらも、募集要項等で確認できますので、予めチェックしておきましょう。

評定や学力が低いときは?

カンタンに諦めずに、一度相談してみることをオススメします。出願条件を満たしていない場合(英検2級以上必要なのに、3級までしか持っていない等)は、さすがに諦めるしかないですが、「意外と大丈夫」なんてこともあります。入試方式や学校・学部選びの工夫で受験可能なこともあるので、諦めないようにしましょう!

合否に直結するのは、小論文・志望理由書

出願条件を満たせば、点数のほとんどは、小論文・志望理由書・面接に割り当てられています。500点中の50点分の評定に全力をかけるよりも、250点分ある小論文に時間を割いた方が圧倒的に効率的です。条件・配点等を意識した受験計画をばっちり立てて、総合型選抜・学校推薦に臨みましょう!

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