一般で届かない志望校に、総合型選抜で合格するには?

一般入試では到底合格できない大学は、総合型選抜でも無理だと思っていませんか?総合型選抜と一般入試では求められる能力が違うため、一般入試では、手の届かない大学に合格出来る可能性が低くはありません。今回は第一志望に総合型選抜で合格出来るような方法を説明します。

総合型選抜、本番まで余裕はある?

大前提として、おおよその試験日を7~8月として、最低4ヶ月以上以上の時間は残されていますか?つまり、この記事を読んでいる、今は、3~4月でしょうか?それくらいの余裕がなければ、当り前に総合型選抜での合格は難しいですし、一般入試との両立も難しいです。なので、「一般で届かない志望校に総合型選抜で合格」は諦めた方がよいでしょう。

しかし、今が3~4月なら絶好のチャンス!今すぐ対策を始めましょう!

総合型選抜での逆転、ポイントは「合格基準」

短期間で合格するためには、効率よく勉強することです。効率よく勉強するためには、「合格基準」を知っていなくてはなりません。では、総合型選抜の合格基準って何でしょうか?それは、以下の通りです。

・志望校/学部の特徴を理解しているか
・論理的に自分の意見を、説得力をもって述べることができるか
・将来の夢を職業だけでなく、「どう社会に貢献するか」まで考えることができているか
・学びたいことは明確で、それを学ぶためには志望校がベストか

今回は、特別にこの中でも重要な「自分の意見を、説得力をもって伝えることのできる力」について、実際の授業のように解説していきます。

総合型選抜で必要になる能力

総合型選抜で求められているのは、「自分の意見を、説得力をもって伝えることのできる力」です。
そのためには、自分の将来にとって、一番最適な大学・学部を分析し、その大学に入りたい理由を、自分の特徴と関連づけながら述べる。最終的には、大学に「ぜひ、うちに来てくれ!」と言われなければならないのです。
つまり、重要なのは「自己分析・志望校分析」です。論理的に述べるためには、この2つについて、まずは「よく知ること」が重要で、そこから共通点を見つけ出すことが「論理的」につながります。

では、具体的な試験科目対策について、見ていきましょう。

受かるには、どんな対策が必要?

総合型選抜では、ほとんどの場合、「小論文」「志望理由書」「面接」が課されます。しかし、二次試験になると、大学によって、プレゼンテーション・模擬授業・学科試験・グループディスカッションなども課されることがあります。

総合型選抜の小論文の基礎

まずは、試験の半年以上前から、小論文の書き方の基礎を身につけましょう。小論文の基礎とは、「アイデア」「段落構成」「課題文の読解」です。1つずつみていきましょう。

●アイデア:
アイデアとは自分の意見のことで、一番大切なのに見落とされがちな項目です。文章を書くのが得意だという人でも、気づいたら一般論を綺麗にまとめているだけなことがよくあります。
大切なことは自分のオリジナリティのある意見であり、ぱっと見綺麗にまとまっているけど、ありきたりなことを書いている文章では落ちる可能性が高くなってしまいます。
詳しい練習法はこちら

●段落構成:
段落構成とは、自分の意見を伝えるために効果的な文章構造のことです。
小論文に正解はないと思っている人は多いですが、文構造には正解があります。うまく伝えるための型を覚えていきましょう。
詳しい練習法はこちら

●課題文の読解:
課題文の読解とは、課題文がどのような意図で出されているかを読み取ることです。なぜ志望校がその問題を出してきたかを考えることで、どのような力が求められているのか理解することができます。

総合型選抜の志望理由書対策

また、少しずつ志望校が決まってくれば、志望理由書などのアイデアを固めていきます。主に以下の3点です。

  • 自分の将来の夢について
  • 大学での学習計画について
  • 今までの自分についての振り返り

そして、志望校のアドミッション・ポリシー分析を通して志望理由書を書き上げ、実際の時間や過去問で小論文を書く練習を行って試験に臨みます。これが必要最低限です。
しかし、きちんと「何が求められているのか」=「合格基準」を押さえておけば、何も怖いことはありません。上記したポイントを常に意識して、小論文・志望理由書に励んでみてください。頑張りましょう。

総合型選抜の面接対策

面接を不安に思うという人も多いのではないでしょうか?
面接で主に聞かれるのは口頭試験がないかぎり、志望理由書の深掘りです。そのため、志望理由書を書いてから面接対策というのが基本的な流れになります。
おすすめの対策法は、志望理由書を読み返し、どんなことが聞かれるか自分で思いつく限りリストアップすることです。50個ほど書き出してみると良いでしょう。

まとめ

一般入試で届かない大学に、総合型選抜で合格するためには、それ相応の努力が必要です。ですが、「合格基準」が分かった上で、対策を進めることで非常に有利な受験生活を送ることも可能です!諦めずにチャレンジしてみてください。

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