【総合型選抜】併願のポイントを解説

併願、専願とは

そもそも併願と専願ってどういう意味なのでしょう?
ざっくりいうと、、、
併願…他の大学に受かった時に他の大学に入学していい
専願…合格したら絶対にその大学に入学しないといけない
という意味になります!
志望校このふたつのどっちなのかによって、総合型選抜の計画が変わっていくことになるので、志望校がどちらを指定しているのかチェックすることが大切です。

併願可能かをチェック

併願可能かどうかは募集要項の出願資格の欄を見ることで判断することができます。「入学確約」「専願のみ」などの記述があれは併願NGということになります。
しかし、
専願のみだからといって一校しか受けてはならないわけではありません!
専願一校と併願可能校複数校というのは受験が可能です(もちろん専願指定の大学に合格したらその大学に入学する義務があります)。
例えば…
お茶の水女子大学総合型選抜選抜(新フンボルト入試)…入学確約
早稲田大学社会科学部総合型選抜(全国自己推薦入試)…明記なし
中央大学法学部総合型選抜(チャレンジ入試)…明記なし
この場合、三校同時に受験することが可能です!

しかし合否によっては行く場所が決まっていきます。
お茶の水女子大学に合格した場合→必ずお茶の水女子大学に入らないといけない
お茶の水女子大学に不合格の場合→早稲田大学と中央大学の合格した方に行くことができる
となります!

併願の際のポイント

小論文

小論文の場合、変わってくるのは

  • 文字数
  • 形式(文章を読んで書くのか、テーマ型か、など)

ですが、どの場合も根本的な手順は変化しません。逆に言えば、「過去問を解くだけではダメ」で、『どのような問題でも通用する力を身に付けてけば大丈夫』ということです。
文字数・形式が変わっても、小論文で求められる力は変わらないので、台上です。

志望理由書

志望理由書は「将来やりたい事」「今の自分」「大学での計画」で構成されます(詳しくはこちら)。そのため、「将来やりたい事」と「今の自分」の軸は大学によってそこまで変えなくてもよいケースがあります!!
しかし、「大学での計画」は、大きく変更する必要があります。
ポイントは以下の2点です。

  • アドミッションポリシーに合わせる
  • 学部の特徴に合わせる

つまり、小論文と違う点は、大学によって、求められる力が変わるという点です。
志望理由書が『思いを伝える手紙』だと考えると分かりやすいでしょう。人によって、”刺さるポイント”は大きく異なります。その刺さるポイントは、アドミッションポリシー・学部の特徴から読み解く必要があるということです。

二次試験

最後に、二次試験(まれに一次試験も)では小論文と面接以外の試験が大学によって課される場合があります。
模擬授業、グループディスカッション、学科試験などが併願によって増えるときは、その対策も行っていきましょう。ここも大学・学科によって、かなり特色があるので、事前にしっかり調べておきましょう。

まとめ

今回のポイントは、以下のようになります。受験の計画を立てる前に、まずは、併願なのか、専願なのかをしっかりチェックし、可能な限り、自分の行きたい学校・学部の可能性を上げるべく、勉強を頑張りましょう。

  • 併願か、専願かで、受験計画は変わってくる
  • 専願のみだからといって一校しか受けてはならないわけではない
  • 小論文は、基礎になる力を、志望理由書は大学によって変更する
  • 二次試験は、予め要チェック!

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