総合型選抜で講義型試験を乗り切るには?

総合型選抜で、講義型試験がある大学は思っているより多いです!ですが、小論文・志望理由書と比べても、圧倒的に情報不足!「いつもの授業と同じでしょ~」となめていると。総合型選抜は不合格で終わります!!今回は講義型試験の特徴や、コツなど、合格のために必要になってくる知識をいつもの授業と同じように述べていきたいと思います。

講義型試験とは

まず、講義型試験とは、実際に大学の授業のようなものを受け、それに対するレポートを書くものになります。大学入学後の様子がリアルに考えられますし、自分が志望する教授の授業を実際の講義室で受ける貴重な機会になります。90分1コマで、「教授が学部に関係するテーマについて講義を行う。その内容に合わせた要約・小論文等が課される」これが講義型試験です。

では、その試験内容は、どのような感じなのでしょうか?

講義型試験の流れ

九州大学や慶応大学、中央大学やお茶の水女子大学の総合型選抜で課されることがある、講義型試験ですが、その内容は大学によっても様々です。今回は、お茶の水女子大学のフンボルト入試の講義型試験を例に流れを説明します。

お茶の水女子大学 フンボルト入試の場合

まずは90分の講義を受けます。講義後に、問題用紙を渡され、講義に合わせた「課題文」が書かれています。その課題文に対して、1時間ほどで自分の意見を書き、提出して終了です。

・講義を1コマ受けるのか?2コマ連続で受けるのか?
・講義の中で、ディスカッションがあるか?ないか?
・問題文を講義の前に渡されるか?後に渡されるか?
・課題は、小論文に近いか?要約に近いか?
・時間
以上の5つは、大学によっても、また、学部によっても大きな差があります。大学のHPを見ると、たくさん情報開示してくれていますので、参考にしてみてください。

講義型試験で求められる力

講義型試験で求められる力は、主に以下の二つです

  • 聞いた情報をまとめる力
  • 聞いた情報に対して自分の意見を作る力

この二つを適切にできることで、大学合格後にも学び続けられる力があることを証明することができます。総合型選抜では、「偏差値的な学力」でなく、このような「今後社会に出たときに必要な学力」が求められているということを常に意識しましょう。

講義型試験の合格につながるポイント

合格のポイントにつながるのは、講義を聞きながら自分の意見もメモしていくということです。特に、レジュメ(プリント・ワークシートのようなもの)を渡されるタイプの大学だと、講義の内容をメモする必要はほぼありません!つまり、「きちんと講義内容を理解できていること」は大前提で、その上で自分が講義の内容についてどう思ったかが合格・不合格の鍵を握っているのです。
なので、講義を聴きながら「講義内容・主張・テーマについて、自分はどう思うのか」をメモしておきましょう。そのメモが最終的にレポートを書くときの大きなヒントになります!

講義型試験の練習方法

講義型試験の練習法としておすすめなのは、ネットのニュース記事などを要約し、自分の意見を書くというものです。これによって聞いた情報をまとめる力聞いた情報に対して自分の意見を作る力の両方を鍛えることができます!予め志望校のHPなどで、講義型試験のレポートの文字数がわかっていれば、それに合わせて練習するのがいいでしょう。

また、短時間で、新しく学んだことからレポートを作るということは、「小論文の基礎」が身に付いていることは必須です。「内容に合わせた適切な論理構成・段落構成を選ぶ」「講義の趣旨にあっていて、独自性のある主張をつくる」「主張を誰にでも伝わるように、説明できる」これらの小論文の基礎は必ずトレーニングしておきましょう。

まとめ

総合型選抜の講義型試験は、「あまり練習できないな」と諦めて、疎かになりがちです。つまり、差をつけるポイントでもあります。以下の手順で対策をして、総合型選抜での合格を勝ち取りましょう! 

①志望校のHPから講義型試験の過去問がどのような形式で行われているのかを調べる
②小論文の基礎をトレーニングしておく(目安:6ヶ月)
③ネットのニュース記事などを要約し、自分の意見を書く練習をする
④志望学部に関連する最低限の知識を付けておく。

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