志望理由書の「きっかけ(動機)」はこう書こう!

志望理由書で、よく課されるのは、「将来の夢」「自己PR」そして、「志望のきっかけ(動機)」です。ですが、あまりイメージがわかず、戸惑う人も多いのでは?とにかく、ポイントは、自分の原体験をふまえて、将来の計画につながるように書くことです。

こんな人にオススメ!
・きっかけが書けなくて、困っている
・きっかけが書けたけど、これで合っているのか不安
・きっかけはあるけど、どう書いていいのか分からない
まずは、ポイントの解説から始めて、最後には書けることを目指しましょう!

入学後の抱負のポイント

なぜ、「きっかけ」を書かされることが多いのか。ほとんどの場合、①その学部・テーマに興味を持つに至ったきっかけ ②受験大学を志望するようになったきっかけ を要求されます。今回は、①その学部・テーマに興味を持つに至ったきっかけ に重点を置いて解説していきます。②の場合は、「志望理由書 入学後の抱負」に近いので、そちらを見てください。

何を見られている?

それは、オリジナリティ・学びへの本気度です。せっかくなら、自分の学校に「本当に入りたい人」を取りたいと大学側は考えています。しっかりとしたきっかけがあることが、本気度の指標になります。また、他の子達と違うぞ=本気で学びたいのだなという評価に繋がります。きっかけにオリジナリティを出すというのはかなり難しいことですが、以下のポイントを意識すれば、少しずつ良くなっていきます!

ポイント①体験よりも考察ベースに

まずありがちな失敗例として多いのは、自分の体験したことをずらっとならべるだけの動機です。しかし本当に大事なのは、「~ということを達成しました」ということではなく、そこから何を学んだかということです。体験ではなく体験から得た学びや体験の考察を述べましょう。

ポイント②そのプロセスを明確に

「○○という経験をして、△△に興味を持った」という文章のみではとてもありきたりなことを書くことになってしまいます。周りと差をつけるためには、その興味を持つまでの思考や行動のプロセスを書くように心がけることが大切です。

ポイント③将来の計画・夢との一貫性を

志望理由書は将来の自分・大学での自分・今の自分の大きく3部で構成されます。この3つに一貫性を持たせることで説得力のある文章が書けると言えるでしょう!逆に言えば、この3つが少しでもずれていると「本当にこの子は本音を書いているのか?」と思われてしまう可能性があるということです。

ポイント④学部での学びとマッチさせる

例えば、経済学部は、経済について学ぶ・研究する学部であり、お金儲けの方法を学ぶわけではないです。もちろん結果として、そうなることもあるかもししれません。本当にその大学で学べるのか。適しているのか。

きっかけがないときは?

  • 大学のプログラムについて調べ、気になるものを深掘りしてみる。
  • 今の自分が学びたいことについてじっくり考えてみる。
  • 自分が学びたいことは、どんな社会問題とつながる?
  • 自分の今の趣味はどのように社会問題と繋げられる?

どうでしょうか?少し進みましたか?「全く進まない!」という場合は、一度志望学部を検討するいい機会かもしれません。少なくとも4年間は集中しなければいけない分野を決める大切な大学受験。少なからず、将来に影響します。将来の計画まで一貫して、考えてみて下さい。

この記事を書いた人

netsu-logic