AO入試や総合型選抜と検索すると、予測ワードに「簡単」と出てきます。多くの人が「AO入試 簡単」「総合型選抜 簡単」と検索しているからでしょう。
本当に簡単なのでしょうか?今回は、実際の受験生の声も参考にしながら「本当に簡単なのか」「簡単に合格するには何をすればいいのか」この2つを解説していきたいと思います。
どうして、「AO入試=簡単」と思われる?
なぜ多くの人は、「AO入試=簡単」「総合型選抜=簡単」と誤解するのでしょうか?それには以下の2つの理由が考えられます。
合格基準をよく分かってないから
合格した人も不合格にあった人も、「何で自分が受かった/落とされたのか」「何が足りなかったのか」が明確になってないということです。つまり、まだまだ対策の解像度が低く、ちゃんと勉強してる人が少ない、ということが分かります。
ということは、チャンスですね!きちんと「合格基準を理解しながら」勉強すれば、確実に合格することができるということです。
総合型選抜・AO入試の合格は、本当は再現性のあるものです。
受験生の声
では、実際に合格した受験生は、どう思ったのでしょうか?実際に総合型選抜・AO入試で合格した受験生の声を紹介します。
Aさん(都内私立大学合格)
私の場合、大会実績などがあまりあるタイプではなかったのでそこがとても心配でした。志望校に同じ入試方法で合格した人の記事とかを読んでいても、全国大会出場経験や何かで日本一位だったりしたのでそこをリカバリーするのが大変だっなと感じます。
Bさん(国公立大学合格)
まず、一般受験との両立をしていたのでそこが大変でした。一般教科を勉強したい気持ちと、けど同じくらい時間を割かないと総合型で合格できない気もしたので結局夏休みは半分ずつくらい時間を割いたと思います。あと大変だったのは、どんな小論文がいい小論文なのか高校で習ったことがなかったことです。自分の書く文章やアイデアは誰でも書けるようなものなのではないかと不安になったりもしました。
「AO入試=簡単」ではない!
以上の声をまとめると「対策にはしっかり時間をかけること」が重要なことがわかりますね!AO入試は近年人気になってきていて、倍率が10倍のところも多々あります。それぞれ選りすぐりのライバルがいる中で自分自身をアピールする力が必要になるでしょう。
総合型選抜の合格基準は?
①志望校とマッチしているか
志望校とマッチしているかは合否を決める教授たちにとってとても重要です。この子なら自分の大学に合っている!と思わせることが大切でしょう。アドミッションポリシーとの合致が鍵になってきます。
②学ぶ力が備わっているか
大学では受け身で授業を受けるのみではなく、自分自身が学びにいき、アウトプットすることが求められます。そのため重要になるのは既に大学の授業で学んでいく力が備わっているかということです。
③将来について、本気で考えているか
大学は学ぶ場所でもありますが、将来に向けた準備をする場所でもあります。〇〇という夢を叶えるために、御校を希望します!と言えるといいでしょう。もちろんその内容は具体的であればあるほど志望校に本気具合が伝わることになります。
では、これらの合格基準を満たすために、どのように勉強すればいいのでしょうか?以下で解説していきます!
総合型選抜を簡単にするための3つのポイント
①志望校選びに時間をかける
志望校選びをしっかり行うことで、自分に合っている志望校を選べたり行きたい気持ちが強くなります。立地や偏差値のみではなく、自分がその大学に通ってどんなことができるか、どんなことをしたいかに重点を置いて考えてみましょう。
②早い時期から準備を始める
早い時期から準備を始めることで、自分の分析をしっかり行うことができます。また、一般入試も考えている人は夏に焦りがちなため、書類提出の時期に時間を割けないということを考慮してみてもいいでしょう。具体的には、高二の冬あたりが試験の半年前に当たるためおすすめです。
③ハウツーではなく、基礎から学ぶ
「どうやったら合格するか?」をまず第一に考えていませんか?実際入試は一朝一夕では行きません。一般入試でも基礎がためが必要なように、総合型選抜の小論文でも基礎の文構造を理解することが必要です。
簡単を重視するなら、学校推薦(指定校)
勘違いしてはいけないのは、「学校推薦=簡単」という訳ではありません。総合型選抜・AO入試よりは、学校推薦の方が枠が決まっていて、指定校の場合は、学校内で枠を取れたら高い確率で大学に合格することができます。もちろん指定校枠を取るためには、高一の頃からの積み重ねが必要です。しかし学校に志望校の枠があり、自分の成績にある程度自信があるのなら検討してみてもいいでしょう。
まとめ
「AO入試=簡単ではない」ということがお分かりいただけたでしょうか?しかし準備をしっかりすれば合格する可能性がぐっと上がるのも事実です。様々な入試形態があるので自分に合った入試方法を選んでみてくださいね。