【インタビュー】中央大学法学部チャレンジ入試の特徴と対策方法

中央大学のチャレンジ入試とは?

中央大学の総合型選抜、チャレンジ入試は、法学部を対象に行われる試験です。実際の受験生の体験談をもとに、解説していきます。

基本情報

中央大学法学部で行われる自己推薦選抜(=総合型選抜)になります。

募集人数

法律学科 20名前後
国際企業関係法学科 5名前後
政治学科 20名前後

倍率

2020年度倍率
①法律学科8.0倍
②国際企業関係法学科7倍
③政治学科4.6倍

一次試験提出書類

  1. 推薦書(任意)
  2. 自己推薦書&志望理由書
  • あなたの性格と強み・弱みを説明(800字以内)
  • あなたがこれまでに実践してきたこと(課外活動を含む)を具体的に記載し、そこからあなたが何を得たかについて説明(1000字以内)
  • 最近(過去5年程度)の課題や出来事を取り上げて、あなたが問題だと思う点を説明するとともに、考えられる政策や対応策を提案(1000字以内)

特徴

一次試験の比重が大きい

書類審査時に提出する課題の量が、一般的な総合型選抜に比べて非常に多いことや、一次試験の倍率が、二次試験の倍率に比べて高いことが特徴です!
上記に詳細を書いているように、3つの項目について800~1000字で記入する必要があります。中央大学のチャレンジ入試を受験する場合は、かなりの準備期間が必要ということです。実際に受験した生徒も、6ヶ月以上は、書類の準備に費やしていました。(他の大学の書類にも応用できます。)

講義型試験

中央大学のチャレンジ入試の二次試験では、講義を聞いた後、その講義に関連するレポートを書き、提出する課題があります。講義型試験は珍しいものではありませんが、ただの小論文とは違って、講義で聞いた内容をもとに、「自分の意見を主張する力」が必要となります。つまり,法律に関する知識が求められているのではなく、知識をいかに活用することができるのか、を評価されるのです。まさに、大学に入ってからの力を測っているといえます。

他大学との違いは?

慶應大学のFit入試などと、「試験科目」が類似しています。慶応大学の方が受験者が多く、二次試験に臨む生徒の質も高いことが違いになります。「試験科目」が類似しているため、慶応大学受験生の滑り止めとして、中央大学を受験する生徒も多いです。

中央大学チャレンジ入試の対策は?

事前課題のポイント

事前提出課題は、「自分のこと」や「自分の将来」、「大学で行いたいと考えていること」などいくつかのテーマで小論文を作成するものになります。ここで重要なのは、自分のやりたいことが明確に一貫して書けることと、しっかり第三者にそれを確認してもらうことです。
多くの課題に一人で向き合っていると、途中で自分の軸から文章が離れていってしまうことがあります。
例えば、前述した「あなたがこれまでに実践してきたこと(課外活動を含む)を具体的に記載し、そこからあなたが何を得たかについて説明(1000字以内)」と、その後の「最近(過去5年程度)の課題や出来事を取り上げて、あなたが問題だと思う点を説明するとともに、考えられる政策や対応策を提案してください(1000字以内)」という2つの要件の間には、関連性が求められています。しかし、全く異なるテーマで書いたり、何を得たかが政策・対応策に生かされていなかったりするのです。

きちんと一貫性をもった文章を(ある意味自分のキャラクターをぶらさない)書くために、いくつかの書類提出がある際は特に、添削やチェックを行ってもらうことが重要です。

講義型試験のポイント

講義型試験はチャレンジ入試の二次試験における大きな特徴です。講義の内容は法律に関するものが多く、毎年変わります。講義型試験も対策することができます。

面接のポイント

2021年度に受験した生徒の場合は、教授二人に対して受験者一人体制で面接は行われました。質問内容は、他の大学と大きく変わることはなく、主に事前提出課題について聞かれるため、提出した後も自分の課題を読み込む必要性がある。「本番にならないとわからないのでは?」と思う面接も、実は明確な対策方法があります。

まとめ

ここまで、実際の受験生の体験談をもとにしながらまとめてきました。対策のポイントは掴めましたか?もし、なにか気になることがある場合は、お気軽にLINEからご相談ください!

  • 試験全体は、慶応大学Fit入試と似ているため、同時に対策することができる。
  • 提出書類の準備が非常に大変。実際にチャレンジ入試を受けた受験生は、準備に6ヶ月以上かけた。
  • 講義型試験では、専門知識ではなく、「知識から自分の主張を作り、説得力をもって伝える力」が求められている。

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