「小論文と面接、対策の計画を立てようにも、配分が分からないよ・・・」「もう試験まで時間がない!小論文と面接どっちを重点的に準備しよう・・・」と思っていませんか?今回は、「面接と小論文は、どちらも大切」という大前提をもとに、「どちらを多く対策すべきか」という疑問にお答えしていきたいと思います。
総合型選抜 小論文の重要性
二次試験の配点のほとんどは「小論文」になっている場合が多いです。また、総合型選抜・AO入試で求められる力を効率よく身に付けようとすると、「小論文対策」に時間をかけることがベストといえます。なので、総合型選抜・AO入試対策、何に時間をかけるべきか、結論は「小論文」です。
・そもそも、そんなに時間がかかるものなの?
・何回か書いちゃえば終わりでしょ!
総合型選抜・AO入試を甘く見てはいけません。もちろん一般入試との兼ね合いの中で、バランス良く対策していく必要がありますが、しっかり対策をすればするほど、他の受験生との差は大きくなります。なぜなら、ほとんどの受験生が甘く見ているからです
では、総合型選抜・AO入試の合格には欠かせない小論文対策。そのポイントを見て行きましょう。
小論文対策、何に時間がかかる?
小論文対策で必要になるのは以下のステップです。
- 小論文の文構造の勉強
- 自分の意見を書く練習
- 問題から求められている力を読み解く練習
この中でも特に時間がかかるのは、二つ目の自分の意見を書く練習です。小論文を書いていると、気がついたら一般論を綺麗にまとめただけになっていることはありませんか?調べれば出てくるような内容になっている状態です。一般論をまとめるだけだと、他の受験生と差をつけることはできません。総合型選抜では、自分のオリジナリティのある意見を出す練習に力を入れましょう!
時間が無いなら「過去問」から始めよう!
試験までの時間が迫っているなら、志望校の過去問をやっていきましょう。志望校によって、文字数や問題の傾向は大きく違うので、そこに注目していくのがおすすめです。与えられた問題に対して自分のオリジナリティのある意見を出せる練習をひたすらしていくことが大切です。
時間があるなら、「基礎練習」から始めよう!
試験まで、まだ時間に余裕があるなら文章の構造を学びましょう。小論文に正解はないと思っている方は多いかもしれませんが、構成には正解があります!伝わりやすい文章を書くために、文章構成を基礎がためしていきましょう。
総合型選抜 面接準備のタイミング
まずは、志望理由書!
面接は、基本的に志望理由書を深掘りされるので、まずは志望理由書を完成させないことには面接準備は始められません!そして、志望理由書から面接が行われるということは、志望理由書に多く時間を割くことが重要になってくるということです。できるだけ早く取り掛かるのがいいでしょう。
志望理由書を基に、質問を考えよう
志望理由書が完成されたら、そこから考えだされる面接の質問事項をリストアップします。どんなことを聞かれそうか、できるだけ多く書き出してみましょう。一つの志望理由書で50個ほどリストアップできれば良いです!
リストアップしたら、実際に総合型選抜の本番で聞かれたら、なんと答えるかシミュレーションをします。全てを書き出して暗記する必要はないですが、答える方向性はブレないようにするのがマストです。
いつから準備を始める?
総合型選抜・AO入試対策の理想
試験の半年前には準備を始めるのが理想です!一般受験より、総合型試験は半年弱早い時期に試験があるので、夏に一次試験があると仮定した場合、高2の年明けから試験対策を始めるといいでしょう。
総合型選抜・AO入試対策の現実
実際は、春を過ぎてから志望校が固まり対策を始めるという人がほとんどだと思います。その場合、8月に書類提出があるとすれば準備できるのは、3ヶ月ちょっとです。これは早く始める人にとっては、大チャンスといえるでしょう。
まとめ
まず、重要なのは「小論文」です。配点も大きく、対策にも時間を要するからです。自分の志望校の試験までの期間・合格する可能性・一般入試との両立に配慮して、準備をしましょう。
残った期間を有効活用することが一番重要です。しっかりと取捨選択していけば、志望校の合格も間違いありません。