小論文でよくある賛成・反対とその理由を答える問題、どちらかに決めてかけばいいので、得意だと考えている人は多いかもしれません。しかし、本当に書けているのでしょうか?
この記事では賛成・反対を求められたとき共通で使えるポイントを書いていきたいと思います!
●この記事を通して分かること
⇒賛成/反対型の小論文、書き方のコツと、合格に近づく方法
ポイント①賛成/反対、両方から考えてみる
賛成・反対を求められたときにすぐにどちかに決めていませんか?もちろん書きやすそうだと思った方を選んでいると思いますが、書きやすそうだと直感的に思っても理由が一つしか出てこなかったりすることありますよね。
それを防ぐためにも、一度、賛成・反対それぞれいくつの視点で意見を述べられるか考えるようにしましょう。
賛成意見を考えることで、反対意見が思いつくというケースは多々あります。
ポイント②大切なのは、「明確な理由」のみ!
事実と意見を混ぜ合わせないようにしながら、明確な理由を書いていくことが大切です。
ぼんやりとした自分の意見やざっくりとした一般論のみで書かないようにしましょう。
特にありがちなのは、後者の一般論です。例えば、「AIに賛成?反対?」の場合、あなたはどんな理由を書きますか?以下のような理由は、ありがちな一例です。書く人がたくさんおり、その分、埋もれてしまうので注意しましょう。ただし、理由の説明で、オリジナリティが出る場合もあります。
- 人間の仕事が減るので、賛成
- 作業効率が上がり、人間の生産性が向上するので、賛成
- 人間が得意なことに集中できるので、賛成
- 労働力不足を解消できるので、賛成
- 正確に仕事を行うことができるので、賛成
- 今までに無かった新しいものが生まれるので、賛成
- 人間の仕事がなくなるので、反対
- 人間の仕事が乗っ取られてしまうので、反対
- 責任を取る人が複雑化するので、反対
ポイント③賛否両論、再反論というパターンも
文字数が800字以上など、文章量に余裕のある小論文の場合、賛成と反対、両方の意見を述べた上で自分の主張を伝える「賛否両論」、自分の意見を書いた後に予想される反論を書いてさらにその反論を述べるという「再反論」の手法が使えます。以下の例を参考にしてみてください。
賛否両論 例)
オンライン授業は、「トップクラスの先生の授業を受けることができる」という賛成意見がある(賛成)
↓
一方で、「対面よりも、授業に集中できない」という反対意見もある(反対)
↓
学習意欲の高い生徒には、もっとオンライン授業を取り入れるべきである(自分の意見)
再反論 例)
オンライン授業は、生徒個人のペースで生活ができるため賛成(意見)
↓
オンライン授業だと、個人のペースすぎて、だらけてしまう生徒もいるのではないか(予想される反論)
↓
成果で管理することで、オンライン授業のメリットを最大化することができる(再反論)
まとめ
いかがでしょうか?以上の三つがポイントになります!意外と難しい気がしてきませんか?
とにかく、主張・意見を何にするのか、そして、それをどのように相手に伝えるのか、これがとても重要です。
特に紹介した、1つ目と2つ目はマストになっているのでしっかり把握しておきましょう!さあ、ポイントを意識して、早速解いてみましょう!