大学受験で総合型を迷っている人たちの多くは「活動実績が足りないのでは」と不安になっているのではないかと思います。実際合格体験記を見ていると○○全国大会日本一位!などの活動実績が目につきますよね。
しかし「活動実績が足りないと落ちる」というのは勘違いなんです!
大切なのは「活動の質」より「学び・得たことの質」です。具体的にどういうことなのか見ていきましょう!
「学び・得たことの質」とは?
そもそも、「活動の質」を完璧に図れることはできるのでしょうか?「スポーツでの県大会優勝」と「ボランティア活動」どっちがすごいのでしょうか?学部によっても違うし、大切なのはその活動のプロセス=「学び・得たことの質」なんです。
例えば…
みなさんは、どっちがすごいと思いますか?
パターン① 帰国子女の生徒さん「海岸のゴミ拾い活動、汚い海岸がきれいになり、ウミガメが戻ってきた」
パターン② 地方に住んでいる生徒さん「実家の農業を手伝っている フルーツの収穫」
おそらくパターン①ではないでしょうか?
ですが、パターン②の生徒さんが「フルーツに少し、汚れがあることで売り物にならないことに疑問を感じている。しかし、貴重な資源であり、なにか活用できる方法があるはずだと感じている。それを大学での研究や将来に活かしたい」となると、どうでしょうか?
これが「学び・得たことの質」です。ここが求められているポイントです。
活動実績がなくて「受けるか」迷っているときは
本当に平凡で何も出てこないのであれば、向いていない可能性もなくはありません。
しかし、今までの生徒さんには一人もいませんでした。今迷っているあなたもぜひ、受けるべきなんです。
そもそも総合型選抜のメリットはたくさん
一般入試では難しい本当の志望校への合格、将来役立つスキルのトレーニングになる、将来について考えられる・・・・
少なくとも、「活動実績がない」ことで消極的になる必要は全くありません。部活やボランティアをしていなくても、合格している生徒さんはたくさんいます。
むしろ、「活動実績があるから安心」という生徒さん危険です!
「自分がしたこと」の箇条書きをしてしまっていませんか?これが一番落ちる出願書類です。
活動報告書・出願書類の対処法
まずは、本当に自分の体験は「学びの質」が低いのかを振り返ってみましょう。ここでは振り返り方のステップを紹介します。
Step①自分の体験を書き出そう
まず自分の体験をできるだけ書き出します。ここで重要なのは小さなことでもとりあえず書き出すことです!
どれだけ大きなことをしたかよりどれだけ学んだかで考えましょう。
例えば・・・
Step②それぞれの体験について深掘りしよう
それぞれで自分がどのような学びをしたか、どのような気づきをしたかを書き出します。そこから大学生活でどのようにその学びを活かせるかを考えられるとより良いです。