志望理由書の書き終わりでは、それまでに書いた志望理由書を1〜2文でまとめて再主張を行うことが重要になります。
志望理由書を一文でまとめるときに書くのは、『どんな人が、どんな目標を達成するために、どのように大学を活用していのか』ということです。
※大学によって様式は違うので、もし単純に自己PRなら、結論は「どんな強みをいかして、大学で何を学びたいのか」がまとめになります。
それでは、一般的な志望理由書におけるまとめの再主張を具体的にみていきましょう。
終わり方の型
以上より、私は、「将来の夢・計画」を達成するために、強みである「自己PR」を活かし、「学習計画」ができる○○大学〇〇学部○○学科を志望する。
これが終わり方の定番の型です。つまり、ポイントは3点です。①将来の夢・計画 ②自己PR ③学習計画 それぞれのポイントを解説していきます。
将来の夢・計画のポイントは「明確なビジョン」
最初の段落で書くのは将来についてです。大学で将来について考えたい人や、まだ将来は不確定だと思う方もいるかもしれませんが、今の時点での話で大丈夫!明確なビジョンを書くことで将来性をアピールすることができます。
例えば…
・国際的な企業の日本支社で、「国際間ギャップ」を解消すべく法務を行いたい
・建築業に携わって、街の人のつながりを生むような図書館を作りたい。
自己PRのポイントは「原体験を基に、長所・短所を明確にし、大学での学びに繋がる文章を書くこと」
原体験とはあなたが実際にした、強く印象に残る経験のことです。原体験をいれながら自分のPRを行うことで文章に説得力が出ます。
また、志望理由書で一番大切なのは主張の一貫性です。3つの軸がしっかり繋がるように書いていきましょう。
例えば…
・留学生とニュースを見ていた時、相手の国と法律が全然違うことに気が付いた。(→企業法務の重要性に繋げる)
・小さいときからよく近所の図書館のワークショップに参加し、今ではボランティアに参加している。(→つながりを生む図書館を建設からアプローチしたい)
学習計画は「大学で何を学びたいのか、なぜその大学でなければならないのか」
学習計画を書く際にはアドミッションポリシーを読み込み、なぜその大学で学びたいかを書くことが大事になってきます。アドミッションポリシーとはその大学がどのような人を求めているかが書いてあるのもです。アドミッションポリシーを踏まえて大学にアピールすることで、「あなたでなければダメ!」ということを大学に伝えることができます。
例えば…
・○○教授の研究していた○○が自分の関心の強い分野と近く、興味がある
・2年次からのゼミ学習で、専門的な知識を身に付けることができる。
・総合大学であり、生徒数も多いので、様々な人とコミュニケーションを取ることができる。
どうでしょうか?ポイントは掴めましたか?
一つひとつの項目について考えるときは、こちらの質問集を参考にしてみましょう!答えることで、①将来の夢・計画 ②自己PR ③学習計画 が見つかるかもしれません!