どんどん総合型選抜の時期が近づいてきて、何を注意するべきか知りたいという方も多いのではないでしょうか。今回の記事では、AO入試においてここだけはやらない方がいい!という落とし穴を紹介していきたいと思います。
落とし穴①志望理由書・小論文・面接はつながっている
書類を色々な人に助けてもらって提出した結果、本当に自分の考えていることとは、少しずれてしまうことがたまにあります。その場合、要注意なのは面接と書類でズレた内容を言ってしまうことです。
それをしてしまうと、大学側からの信頼性がなかなることに繋がります。なぜなら、「あ、この生徒は書類を誰かに書いてもらったな」という判断になるからです。
また、単純に内容をメモしておかないと、面接の対策ができません。ほとんどの質問は志望理由書から行われます。提出前にコピーを取っておかないと、大変なことになるので気を付けましょう。
そして、必ず、全ての科目で一貫性を維持するようにしましょう。
落とし穴②実績/活動のアピールでは不十分
活動実績を並べただけでは、有効なアピールポイントにはなりません。なぜなら、ただすごい実績を持っている人はライバルたちの中に多くいるかもしれないからです。ここで重要になってくるのは、「経験から何を学んだか」になります。
「留学に行ったことがある」というアピールは、生徒のアピールではなく、家庭のアピールです。「こういう課題を感じて、それを検証するために、こんな努力をして、海外に留学した。その結果~~」ここまで言って始めて、アピールと言えます。
何を得たかを中心に、アピールを進めていきましょう。また適当にアピールしても仕方ありません。「将来のビジョン」や「自己PR」「大学での学習計画」と関連させたアピールにしておく必要があります。
・その経験は、将来のビジョンにおいて、どう活用するのですか?
・その経験の中で、自分の強みは発揮されていますか?
・その経験での学びが、大学でも発揮されますか?
全てを満たす必要はありません。自分の志望理由書に合わせて、適切に上の観点をチェックしてみましょう。
落とし穴③小論文は対策できる
小論文には正解なんてないし、ぶっつけ本番でやろうと思っていませんか?小論文の中身や、意見自体には正解がなかったとしても、読みやすい書き方やフォーマットは存在します。
例えば、「理由を書く」という書き方や「自分の意見に、予想される反論を書く」といったフォーマットがありますよね?ほかにも、たくさんあります。「比較」「因果関係」などです。こういった基礎的なテクニックを習得しておくことが、合格率を上げる方法の一つです。
自分の伝えたいことが一番伝わる文章を書くために練習は必須です。