志望理由書には、最低8割の文量が必要です。ですが、今までみてきた生徒さんの中で、8割で提出した生徒さんはいません。
結局「文字数が収まらない、、、」という状況に陥ります。『志望理由書 何割』で検索しているあなた!困りましたね、、、、
今から、足りないときの対処法を考えていきます。この記事を読み終わったときには、「文字数が収まらない」という悩みに変わっているといいですね。
●この記事での学び
⇒志望理由書で書かなければいけないことをチェックし、文字数不足を解消しよう。
そもそも、なんで『8割』も必要なの?
よく言われるのが、「文字数は熱意の表れ」という説明です。果たして、本当にそうでしょうか?内容がスカスカの800文字と、ぎっちり詰まった400文字、どっちがいいでしょうか?
内容がスカスカの800文字なんて、読むに耐えませんよね。
つまり、(当り前ですが)大切なのは「質に対する適切な文章量」です。これを前提に置いて、読み進めましょう。
文字数が足りない=内容が簡単すぎる?
例えば、「リンゴ」という言葉を説明してみてください。いかがでしょうか?
おそらく、①『甘くて、丸くて、拳くらいの大きさの赤い果物』くらいが限界ではないですか?これを400字で説明しなさいと言われても難しいはずです。また、これ以上の説明は蛇足ですよね。②『~~科の~~で、種は~~という形をしており、、、』と言われなくても、十分、①の説明だけで「リンゴ」という答えにたどり着けるはずです。
しかし、「SDGs」という言葉なら、どうでしょうか?400字ほど長くなる可能性はないですが、「リンゴ」よりは、文字数が必要ですよね。
つまり、なにが言いたいかというと、あなたの志望理由書は、「当り前すぎる内容」の可能性があるということです。説明する必要ないくらい当然のことを書いている可能性があります。当然、合否は予想がつきますね?
基本的な構成は?
そもそも、みなさんの志望理由書は、以下のような構成で書けていますか?内容として、大きく抜けているから文字数不足になっているのではないでしょうか?
また、大学側が指定している場合でも、関連する場合は、以下の内容を踏まえて書いた方が良い場合もあります。一度よく読み返してみましょう
①将来の夢・目標
まず、将来やりたいことや目標について書きます。このときに重要になるのはどれだけ明確に書けるかということです。しかし、職業を書くとは限りません。実現したい将来について具体的に書けばOKです!
②自分について(長所・短所)
ここでは今の自分についての分析を書いていきます。将来の目標の動機は?将来の目標を達成するために何が足りないのか?などなど、一貫性を持って書いていきましょう!
③大学での学習計画
最後に、大学での学習計画です。
具体的に、大学で何を学びたいのか?どんな力を伸ばしたいのか?を書いていきます。これも①、②の内容と一貫性をもって書いていくのがポイントです。
文字数不足を解消するための方法
①具体例を入れる
主張に具体例を入れてみましょう。例えば、
私はリーダーシップがある、という主張をするときは実際リーダーシップが発揮されたシチュエーションをかいていきます。
②新しい段落を追加する
基本的な構成で書いたどれかが抜けている場合は、その段落を追加していきましょう。
③説明が必要な意見に変える
また、冒頭で紹介したように内容を少し変えて説明が必要な意見に変えていくことも方法の一つです!
例えば、自分の長所について「まじめなところ」だと、ある程度イメージもできあがり、エピソードも、他の受験生と似たり寄ったりになります。
その部分を「自分で決めたことの実行において、特にまじめ」だと、その理由や背景を読み手が気になるようになります。なので、説明が必要な余白ができるのではないでしょうか?
まとめ
どうですか?「文字数が収まらなくなりそう」ですか?それはそれで問題ですが、、、
経験上、文字数を削るのは簡単です。ですが、付け足すとなると、余分なことを書いたり、せっかくのアピールが埋もれたりしてしまう。
まずは、きれいな文章を書こうとせず、とにかく要素をたくさん作っておくことをオススメします!